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もっと安心に海外旅行を!意外と役立つ保険
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海外旅行を心置きなく楽しむために必要な海外旅行保険。でも、保険会社によっていろいろな保険があるから、どれに加入すればよいかわからない。そんな方は、基本の補償はおさえた上で海外旅行保険にセットされているサービスで比べてみるのもよいでしょう。こちらの記事では、注目したい海外旅行保険の付帯サービスについて、ご説明いたします。
- コラムサマリ
この記事は約5分で読めます。
- 海外旅行保険は、基本補償以外に付帯サービスがセットされている。
- 付帯サービスを活用するとキャッシュレスで海外の病院で受診が可能になることも。
- 付帯サービスは保険会社によって異なるので、契約する際には比較検討すると良い。
※ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※取り扱い保険会社及び保険商品について、ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※文中に記載の保険商品、サービスの名称及び内容は保険会社によって異なる場合がございます。
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海外旅行保険の付帯サービスとは?
こちらの記事にもある通り、海外旅行の時には様々なトラブルが起こりえます。
たとえ1週間程度の旅行だとしても、日本とはまったく異なる状況の国に行くのですから、海外旅行保険に加入しておいた方が安心して旅行が楽しめるでしょう。
今は様々な補償内容の海外旅行保険がありますが、選ぶ際にぜひ検討してほしいのが、基本補償以外の付帯サービスです。
死亡補償や治療費、賠償責任、持ち物に関する補償等の基本的な補償のほかに、現地で受けられるサービスが充実している保険があります。
例えば、現地で病気になったり、ケガをしてしまったりした場合、言葉が通じないと病院を探すのも大変ですよね。また、国によっては、病気を治療するのに多額の医療費が必要になったり、そもそも充実した医療を受けられる病院を探すのが難しかったり、法律や習慣が日本とは違うので思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまうケースもあります。
そんな時に、頼りになるのが、基本補償以外の付帯サービスなのです。注目しておきたい付帯サービスとは
海外旅行保険の付帯サービスのうち、特に見ておきたいのはキャッシュレス・メディカル・サービスです。
海外での医療費は高額なことが多く、一時的に払うとしても、その負担はとても大きなものになってしまいます。また、国によっては、治療を受けるために先にお金を支払わなければならない場合もあり、持ち合わせがないために治療が受けられないことも考えられるのです。
キャッシュレス・メディカル・サービスは、その点を補償してくれるため安心して病気やケガの治療ができるでしょう。海外旅行保険のキャッシュレスサービスとは
- 現地で医療費を払う必要がないサービス
- 保険会社と提携している病院で受診し、医療費は保険会社に請求するように伝えれば治療が可能
- 提携病院の中には日本語に対応してくれるところもあり、仮に言葉が通じなくても、保険会社のサポートデスクに連絡すれば、日本のスタッフが代わりに対応してくれることも多い
- 保険会社に連絡するだけで、提携病院への連絡から請求まで、すべてを日本のスタッフが直接行ってくれる海外旅行保険も増えてきている
たとえ語学が堪能な方でも、ケガをしてしまって気が動転したら、うまく言葉が話せなくなることも考えられます。ましてや、万が一意識を失う状態になってしまったら、言葉が話せるかどうか等関係ありません。仮に自分は現地の言葉をしゃべれても、一緒に旅行している人が話せなかったら、その人に大きな負担をかけてしまうでしょう。
そんな時、保険会社に連絡するだけで、あとはすべて保険会社が行ってくれるとしたら、旅行の安心感も格段に変わるでしょう。
またキャッシュレスサービスは様々な保険会社で導入が進んでいますが、内容を吟味する必要もあります。キャッシュレスサービスの注意点
- 専門の保険会社でない場合、9時〜18時まで等窓口が閉まってしまう場合がある
- 保険会社により提携病院数にばらつきがある。渡航者の少ない国では提携病院がない場合もある
- 通院/薬代等の場合は、帰国後に保険会社へ請求の場合が多い
保険を選ぶ時は、そのサービスの内容をよく確認し、24時間365日どんな時でも助けてもらえる日本語対応のサービスがついているような、安心感の高い保険を選んだ方がよいでしょう。
※サービス内容は、変更・中止となる場合があります。詳細は保険会社または保険代理店に相談しましょう。ロストバゲージや宿泊費を助けてくれるものも!
通常、保険というと、病気やケガの治療費を負担してくれる等、医療面での補償をメインに考える人も多いのではないでしょうか。しかし、海外旅行には持ち物のトラブルも少なくありません。
持ち物に関する保険やサービスでは携行品の補償がありますが、さらに安心感を得たい人は、ロストバゲージに対応してくれる保険やサービスが付いている海外旅行保険を選ぶという手もあります。
現地の空港についた時、なぜか自分の荷物が別の飛行機に乗っていた。そんなトラブルを聞いたことがあるでしょう。そんな時、荷物が自分のところに届くまでの間に必要な身の回りのものを購入した代金を補償してくれるのです。
また、海外では、飛行機が何時間も遅延してしまうことも少なくありません。そのため、1泊余分に宿泊しなければならない場合や、その間の食事代等を補償してくれる保険やサービスもあります。
ただし、これらは条件が細かく規定されている場合があり、例えば6時間以上の飛行機の遅延や欠航等でなければ補償されない、上限金額や食事代の上限が高くないものもあるので、加入時に事前に確認しておきましょう。いつ海外旅行保険に加入するべき?
ここまで、海外旅行保険の付帯サービスについて説明してきましたが、そのすべてを細かくチェックするには、やはり比較検討する時間を十分にかけたり、保険代理店等に相談することは大切でしょう。
海外旅行保険の加入方法としては、出発当日に空港で加入する方法もありますが、空港までの道中は補償対象外となってしまいます。
不安を少なく海外旅行を楽しむために必要な海外旅行保険。自分にとって最適な、そして十分な補償内容のものを選ぶために、じっくりと時間をかけて様々なサービスを比較検討し、あらゆるトラブルに備えられる保険を選ぶようにしましょう。
この記事の執筆協力
- 執筆者名
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平野 敦之(ひらの あつし)
- 執筆者プロフィール
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平野FP事務所代表。証券会社、損害保険会社等を経て1998年に独立、個人や法人に相談・講演・執筆を行う。生命保険から損害保険まで網羅する専門家。お金の情報メディア「Mylife Money Online」を運営。
- 募集文書管理番号
- 0703-29A1-B20063-202012