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保険会社が提供するドライブレコーダーのメリットとは?
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近年、自家用車にドライブレコーダーを搭載する人が増えています。ただ、ドライブレコーダーを取り付けたいと思っても「いろいろな種類があってどれを選べばよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
ドライブレコーダーのメリットや選び方、さらに、自分でドライブレコーダーを購入する場合と、自動車保険の「ドライブレコーダー特約」をセットする場合との違いについて解説します。
- コラムサマリ
★この記事は約5分で読めます。
- ドライブレコーダーを搭載している人は年々増加している
- 保険会社のドライブレコーダーは通信機能付きで、万が一のときにすぐにサポートを受けられる
- 月々数百円から、保険会社のドライブレコーダーを利用することができる
※ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※取り扱い保険会社及び保険商品について、ご不明な点等がある場合には、お問い合せください。
※文中に記載の保険商品、サービスの名称及び内容は保険会社によって異なる場合がございます。
- 本文
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ドライブレコーダーを付ける人が増加! その理由は…
国土交通省が2020年10月に実施した調査によると「自家用車にドライブレコーダーを搭載している」と答えた人は53.8%でした。前年の同調査では45.9%でしたが、「搭載している」と答えた人の割合がさらに上昇し、とうとう「搭載していない人より搭載している人のほうが多い」状態になりました。
▽ドライブレコーダーの搭載率
回答(n=728)
2020年度の割合
2019年度の割合
(ドライブレコーダーを)搭載している
53.8%
45.9%
(ドライブレコーダーを)搭載していない
45.6%
54.1%
無回答
0.5%
0.0%
出典:国土交通省「国土交通行政インターネットモニターアンケート 自動車用の映像記録型 ドライブレコーダー装置について」(2020年10月13日~10月26日実施)
ドライブレコーダーの導入が進む背景には、搭載することで以下のようなメリットがあるからです。ちなみに、先述の国土交通省の調査では、ドライブレコーダーを搭載する理由として特に多かったのが「交通事故の記録」でした。
- 交通事故の記録を残せる
- あおり運転のような危険運転や車へのいたずらの対策になる
- 自分の運転のクセを把握して安全運転に役立てられる
- 録画された旅先の風景などを、後から再生して楽しんだり共有したりできる
実際に事故が起きたときは、お互いの速度や信号の状態等で双方の主張が食い違い、トラブルになってしまうことがあります。動画が残っていればそれが重要な証拠になり、無用な争いを避けることができるでしょう。
ドライブレコーダーの選び方のポイント
ドライブレコーダーにはさまざまな種類がありますが、何を比較してどう選べばよいのでしょうか。特に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。
▽ドライブレコーダー選びの主なポイント
録画範囲
前方だけ映るタイプ、前後どちらも映るタイプ、前後左右360度映るタイプ、車内の様子も映るタイプなどがある。
画質
フルHD画質だと情報を解析しやすい。また、夜間撮影にもしっかり対応しているものを選ぶのもポイント。
記録タイプ
常に映像を記録するタイプと衝撃を受けた前後だけ映像を記録するタイプがある。運転時だけでなく駐車中の映像を記録できるタイプもある。
通信機能
SDカードに映像を記録する一般的なタイプのほか、保険会社などが提供する通信機能を備えたタイプもある。 通信機能付きドライブレコーダーは、常に機能が最新にアップデートされているだけでなく、事故時に自動でサポートセンターに連絡する機能等も。
ドライブレコーダーは、カー用品店やインターネットショッピングなどで購入することもできますが、自動車保険に「ドライブレコーダー特約」を付けるという選択肢もあります。
自動車保険の「ドライブレコーダー特約」とは
自動車保険のなかには「ドライブレコーダー特約」や「ドライブレコーダー付き自動車保険」等、保険会社が提供するドライブレコーダーを利用できるものがあります。自分でドライブレーコーダーを購入するのと違い、保険会社のドライブレコーダーには以下のような特徴があります。
【メリット】
- 事故が起きたときの自動通報機能や、直接救急応対の担当者と会話できる機能等がある
- 一度に数万円の支出をせず、毎月数百円ほどの特約保険料で導入できる
- ドライブレコーダー本体が壊れたら、無償で修理や交換をしてもらえる
- 安全運転を支援するためのアラート機能や運転診断機能も利用できる
【デメリット】
- 毎月費用を払い続けても自分の所有物にはならない
- 本体機種の細かい指定はできない
- 基本的に自動車保険の特約であり、ドライブレコーダー特約のみで契約できない
保険会社のドライブレコーダーの大きな特徴は、事故時の対応がスムーズに進めやすい点です。衝撃を検知したらすぐに救急応対の担当者と通話できる機能や、事故時の動画が自動送信される機能がついていることがほとんどです。事故の衝撃でパニックになったり電話ができない状況になったりしても状況を把握してもらいやすく、救急車の要請や相手方との交渉等その後の対応を迅速に進めてもらえるでしょう。
ドライブレコーダー特約はドライブレコーダー本体を自分で所有するのではなく、月額利用のサブスクリプションのようなしくみです。初めて導入するときも月々の特約保険料だけでドライブレコーダー本体の購入代金はかからず、故障等不具合が出たら無料で交換等の対応を受けられます。
「どんなドライブレコーダーを選んだらよいか迷っている……」、「事故のときに自分がうまく対処できるか不安だな」という方にとって、保険会社のドライブレコーダー特約は特に有力な選択肢になるでしょう。
納得のいくドライブレコーダー選びを!
ドライブレコーダーは、安心して運転するための必需品となりつつあります。「自分はすでに搭載している」または「自分では運転しない」という方でも、親御さん等身近な大切な人が搭載しているか今一度確認してみるのもよいでしょう。
ドライブレコーダー付き自動車保険であれば、機能が充実したドライブレコーダーを月々数百円から利用することができるだけでなく、事故時にもすぐ保険会社につながるといった安心感が特徴です。自身で購入する場合と比較して、納得のいくドライブレコーダー選びをしましょう。
※適用できる特約等には一定の条件があります。
※ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくお読みください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問合せください。
この記事の執筆協力
- 執筆者名
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馬場愛梨
- 執筆者プロフィール
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ばばえりFP事務所 代表。関西学院大学商学部卒業後、銀行にてクレジットカードやカードローン、投資信託などの金融商品を扱う窓口営業に従事。その後、保険や不動産などお金にまつわる複数の業界での勤務を経て、独立。自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。保有資格:AFP、証券外務員一種、秘書検定1級など
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